アイデア01
アイデア出し
まとまった自由な時間は春休みくらいしか取れないので、今日は春休みに作りたいものを考える日にします。(正直ブログ今日始めたばかりだから便利機能とか使いこなせていないが、、、許してくれ)
モチベーション:
数日前、祖母に面白いチラシを見せてもらいました。2016年の京都国立近代美術館の展示に関するチラシです。なぜにいまさら?と思って眺めていたのですが、結構面白い記述があってつい読み込んでしまいました。(戦後、マネキンの会社を打ち立てた向井良吉さんとマネキンが与えた影響による作品がいくつか展示されていたそうです。)
魅力的なチラシは上記リンクから pdf として発行されてます。
ここで、チラシに書いてある一節を引っ張ってきます。
しかし、マヌカンがもっと強く現代人の心に食い入るようにならなくては、デパートにしろ 商店にしろ、せっかくのディスプレイは"死んだ世界"になってしまう。誰が"死"に喜びをもつものか。
良いですね。
私はこの文を「マネキンがもっと人間をアトラクトするには生命感を付与するべきなのではないか?」と解釈しました。そう捉えると「マネキンは生命感を再現できるか?」ということが先人達のmissonであったとも感じられます。
ではどうすれば生命感を再現できるのでしょうか?
マネキンは人間を模して作られています。人間にあってマネキンにないものの一つは動の要素です。
では人間と同様に動的な要素を付与すればマネキンは生命感を持つのでしょうか?
それに答えてくれる例はhumanoid-robotでしょう。
しかしここでまた面白い現象が起こります。
それは「不気味の谷」です。
ご存知の方も多いと思いますが、不気味の谷現象は人がhumanoid-robotに対して不快感を覚えてしまう現象です。これでは人間をアトラクトするどころか気持ち悪いとすら思われてしまいます。humanoid-robotの研究者はこの谷を乗り越えることがミッションになっていることがあるとかないとか。
そんな中面白い作品が誕生しました。
2018年アルス・エレクトロニカ・フェスティバルにて展示された藤堂高行さんによるSEERです。
SEERは目の動き・眉毛の動き・首の動き・のみで人々を惹きつけていますね。完全に人間の動きを再現しているわけではないが、どこか愛嬌がある。そんなロボットだと思います。
またSEERはマネキンの生命感付与に関する重要な示唆を与えてくれています。それは人間を完全再現するよりもむしろanimation的な表現方法もありえるのでは?と問いかけていることです。(僕がSEERを見た時の第一印象は これは人間に近いというよりもむしろ表現力豊かなジブリ・あるいは二次元のキャラクター的であるということでした。)
少し長くなりましたが、「人間の一部分を抽出しても生命感を持ちえるか?かつそれが僕たちをアトラクトできるか?」ということを念頭に置いて春休みにものを作ろうと考えています。
形状や細かい設定についてはまた考えたいと思います。
終わり。